カラオケが得意な方や苦手な方に「90点は上手いと思いますか?」と質問を投げかけると、その答えは回答者の熟練度によって大きく分かれるはずです。なぜなら、その点数が本人の純粋な実力によるものなのか、採点システムの裏をかいたテクニックなのか、あるいは選んだ歌の難易度がどうだったのかによって、点数の持つ意味が劇的に変わるからです。ここでは、90点という点数が実際に表している難易度と、その価値について詳しく解説していきます。一般的に90点というスコアは、歌が上手い、あるいは上級者であると認識される非常に高いハードルであることは間違いありません。音程の正確さに加え、ビブラートや抑揚などの技術が備わっている証拠であり、周囲から一目置かれる実力と言えます。
カラオケで90点は本当に「うまい」のか?一般平均とレベルの定義

カラオケで90点以上を取れる人の割合と上位パーセント
カラオケで90点以上を取れる人の具体的な割合については、調査によっていくつかの視点があります。ある調査では全体の約8パーセント以下、つまり10人に1人もいないレベルであるとされており、非常に高い壁が存在することがわかります。一方で、別の独自調査では90点以上を取ったことがある人が全体の80パーセントほどいるという結果も存在しますが、機種が不明な回答が多いことから、コンスタントに90点以上を出し続けられる人は限られた実力者であると言えます。統計的に見れば、90点台は上位10パーセント前後に位置する「すごい」レベルであり、その難易度は決して低いものではありません。
一般層から見れば「歌がうまい人」という確固たる基準
友人や同僚とのカラオケにおいて、90点台は「歌が上手い!」と確信を持って言われるレベルの目安になります。平均的な点数が80点程度であることを考えると、90点というスコアは明らかに平均を上回る実力を示しています。80点台であれば違和感なく聴ける普通のレベルですが、90点台に到達することで、客観的に評価される歌唱力の土台ができていると判断されます。熟練者の視点で見ればテクニックの有無が問われることもありますが、一般的な場においては、90点は歌唱力の高さを証明する確固たる基準となります。
【DAM/JOYSOUND】機種によって90点の価値は変わる?
カラオケの主要機種であるDAMとJOYSOUNDでは、採点の傾向が異なります。DAMの精密採点機能は音程や技術面の分析が細かく、スコアが厳しめに出るのが特徴です。そのためDAMでの90点は非常に価値が高く、開発者によれば94点から95点が出せれば十分に上手い域に達しているとされています。一方でJOYSOUNDは採点基準が比較的甘めと言われており、まずは90点を出して自信をつけたい人に適しています。機種によって得点の出やすさは変わりますが、どちらの機種においても90点は高い評価を受けるラインであることに変わりはありません。
【点数別】カラオケの歌唱レベル判定ガイド
カラオケの点数によって、その人の歌唱レベルがどの段階にあるのかを客観的に判断することができます。
何点からが「うまい」?DAM’の精密採点で目指すべき基準
DAMの精密採点において「上手い」と言える一つの大きな基準は、加点前の基礎点で90点を超えることです。総合点ではビブラートや表現力による加点が数点プラスされますが、地力を示す基礎点で90点に乗ることは、音程正解率が高く、かつ声を揺らせるだけの余裕があることを意味します。ボイストレーナーの視点からも、基礎点90点は歌唱力が高いと判断する明確な基準となります。
85点から90点の壁を突破するために必要なスキルの差
80点台後半で停滞している人と90点台に到達する人の間には、技術的な余裕に差があります。85点から90点の間には大きな壁があり、この突破には音程の正確性だけでなく、ビブラートやロングトーンの安定感といった技術が必要不可欠です。特にビブラートは、ロングトーンを安定して保持できる土台が整って初めて可能になる技術であり、この「揺らしても崩れない余裕」が身につくことでスコアは一気に90点台へと伸びていきます。

何点からが「下手・音痴」と思われる?全国平均が高すぎる理由
一般的に「音痴」や「下手」と見なされる可能性があるのは、70点以下のスコアです。70点台は音程が少し不安定なレベルとされ、70点未満になると音程やリズムが大きく外れている可能性が高くなります。一方で、画面に表示される全国平均が80点前後と高く感じるのは、高得点を獲得するために修行を重ねている「ガチ勢」と呼ばれる人たちが繰り返し歌っている結果が反映されているためです。
90点以上なのに「下手」に聞こえてしまう原因
高得点を取っているにもかかわらず、聴き手から上手いと思われないケースには、採点システムの特性や歌い手のテクニックへの偏りが関係しています。
採点ゲームの攻略と「聴き心地」の良さは別物である理由
カラオケの採点は「音程の正確さ」を最重要視する傾向にあります。そのため、感情表現や声量が伴わなくても、機械的に音程だけを正確に当てれば高得点が出てしまうことがあります。これが、機械的なスコアと人が聴いて感じる「上手さ」の乖離を生む原因です。90点という数字が実力を示しているのか、それとも攻略テクニックの結果なのかによって、聴き手の評価は分かれます。本当に上手いと思われるためには、スコアだけでなく、腹式呼吸などの土台を整えて魅力的な歌声を目指す必要があります。
ビブラートやしゃくりなどの「加点項目」に頼りすぎていないか
スコアを伸ばすために「しゃくり」や「こぶし」などの回数を過剰に増やす歌い方は、採点歌唱としては正解ですが、聴き手には「気持ち悪い」と感じさせてしまう要因になります。加点テクニックはあくまで自然な範囲で使い、歌全体のバランスを崩さないことが、聴き心地の良さを保つポイントです。
音程正解率は高いのに、表現力や声量が伴っていないケース
音程がどれだけ合っていても、か細い声で終始歌っていては、聴いている人に感動を与えることは難しく、採点項目である「抑揚」の評価も上がりません。声の強弱やメリハリがない歌は平坦に聞こえてしまい、技術的には正しくても「上手い」という印象に繋がりにくいのです。
初心者でも90点超え!高得点を出しやすい曲と裏ワザ
戦略的に選曲と工夫を行うことで、歌の難易度による壁を下げ、初心者でも90点の壁を突破できる可能性が高まります。
音程のアップダウンが少なく、リズムが安定している定番曲リスト
高得点を狙うなら、メロディが覚えやすく、音域が広すぎない曲を選ぶのが鉄則です。男性であれば福山 雅治さんの「桜坂」や、モンゴル800さんの「あなたに」などが、シンプルで声も出しやすくおすすめです。女性であれば一青 窈さんの「ハナミズキ」や、あいみょんさんの「マリーゴールド」が、抑揚をつけやすく音程も安定しやすい傾向にあります。昭和や平成のヒット曲には、令和の複雑な曲に比べて歌いやすい名曲が多く存在し、90点獲得の難易度を下げてくれます。

採点AIの評価を上げるマイクの使い方と裏ワザ
採点AIに声をしっかり認識させるためには、マイクの先端を口の真正面に持ってくることが大切です。また、DAMの「抑揚」評価を上げるための裏ワザとして、マイクの距離を変える方法があります。具体的には、2フレーズ分はマイクを少し離して弱めに歌い、次の1フレーズだけマイクを近づけて強く歌うという「弱・弱・強」の波を作ることで、機械に強弱を認識させやすくなります。
どうしても90点に届かない人が見直すべき「抑揚」の付け方
90点、さらにその上の95点を目指す上で最も重要になるのが抑揚です。多くの人が声量だけで強弱をつけようとしますが、実際には息の量とエネルギー配分を変える意識を持つことが効果的です。Aメロは息を細く柔らかく使い、サビでエネルギーを一段引き上げることで、曲に立体感が生まれ、採点項目としての評価も飛躍的に向上します。
【よくある質問】カラオケ採点の疑問にエキスパートが回答
読者から寄せられることの多い、採点に関する疑問について解説します。
カラオケの全国平均がいつも80点以上で高すぎるのはなぜ?
全国平均点が高く設定されているように感じるのは、その曲を愛し、何度も練習して高得点を出している愛好家たちのデータが平均を押し上げているからです。決してあなたの歌が下手なのではなく、結果にこだわりを持つ層の執念がランキングに表れていると考えてください。
100点を取る人は何が違う?90点台からさらに上を目指す方法
100点や95点以上の超高得点を目指す人は、音程の正確さに加え、採点システムが求める理想的な回数でテクニックをこなす「採点技術の極み」に達しています。さらに上を目指すには、自分の歌声を録音して聴き返し、微妙なピッチのズレを修正する力を養うとともに、最後まで安定した声を出し続けるための腹式呼吸トレーニングが不可欠です。
採点機能を使わずに「歌のうまさ」を磨くには?
点数に縛られすぎず歌を磨くには、原曲をよく聴き込み、歌手が息継ぎをしているブレスポイントを本家に合わせることから始めてみてください。また、自分の声を録音して客観的に聴く習慣を持つことで、機械の点数には現れない声の魅力や表現の細部を向上させることができます。
90点という数字は、カラオケの熟練度や視点によって「上手い」の定義が分かれる興味深いラインです。しかし、どのようなアプローチであれ、そのスコアに到達したという事実はあなたの努力の成果です。次は、あなたが得意とする一曲をさらに磨き上げ、90点の壁を確かな実力で越えてみませんか?まずは自分の歌声を一度録音して、音程のズレを客観的にチェックすることから始めてみるのがおすすめです。
カラオケで90点はうまいのか?に関するまとめ
- カラオケの90点は上位10%前後に位置する客観的にすごいレベルだ。
- 90点は一般層から「歌が上手い」と一目置かれる確固たる基準である。
- 機種により難易度は異なるがDAMの基礎点90点は特に価値が高い。
- 70点未満は音程やリズムが大きく外れている可能性が高いレベルだ。
- 全国平均が高い理由は高得点を目指すガチ勢の歌唱データの影響である。
- 90点以上でも抑揚や声量が伴わないと下手に見える場合がある。
- 85点から90点への突破にはビブラート等の安定した技術が必要だ。
- 高得点を狙うなら音程が安定しやすいスローテンポな曲が最適である。
- 95点以上の超高得点を目指すなら徹底した抑揚のコントロールが鍵だ。
- まずは自分の声を録音して音程のズレを客観的に把握すべきである。

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