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カラオケ本人映像とMVの違いは?ライブ映像や本人歌唱も完全解説

カラオケで曲を入れる際、通常のバージョンとは別に「本人映像」と書かれたバージョンを見かけたことはありませんか。それを選んでリクエストすると、アーティスト本人のミュージックビデオやライブ映像が一緒に流れて、より一層カラオケを楽しむことができます。しかし、気になっていろいろな曲を探してみると、この本人映像は全ての曲にあるわけではないことに気づきます。「一体どういう基準で本人映像があるのか」「そもそもミュージックビデオとの違いは何なのか」。そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。この記事では、カラオケの「本人映像」にまつわる定義や仕組み、そして楽しみ方を徹底解説します。

目次

カラオケの「本人映像」とは?MVとの違いを解説

カラオケの「本人映像」とは、アーティスト本人が出演しているミュージックビデオ(MV)やライブ映像を背景にして歌うことができるカラオケコンテンツのことです。通常のカラオケ映像は、歌詞や曲の雰囲気に合わせて作られたドラマ風の再現映像や風景映像が流れますが、本人映像ではアーティスト自身の姿を見ながら歌えるため、より深く楽曲の世界観に浸ることができます。映像の種類も多様で、歌手本人の映像だけでなく、アニメ作品の映像や映画のシーンが使われることもあります。

本人映像とミュージックビデオ(MV)の違いは何ですか?

「ミュージックビデオとの違いも何なのか」という疑問をお持ちの方もいるでしょう。本人映像として使われる映像の多くはミュージックビデオ(MV)ですが、本来の言葉の意味には違いがあります。MVは楽曲の世界観を伝えることを目的とした動画であるのに対し、PV(プロモーションビデオ)は宣伝や販売促進活動を目的とした動画であると定義されています。カラオケにおける本人映像は、これらのMVやPV、またはライブ映像そのものをカラオケの背景映像として配信しているものを指します。つまり、アーティスト本人が出演している映像を見ながら歌える機能の総称が本人映像であり、その素材としてMVなどが使われているという関係になります。

ライブ映像やアニメ映像も「本人映像」に含まれる?

リクエストするとライブ映像が流れて楽しめたという経験があるかもしれませんが、本人映像には、スタジオで撮影されたミュージックビデオだけでなく、実際に公演されたライブの映像も含まれます。ライブ映像が配信されている楽曲を選ぶと、まるでライブ会場でアーティストと一緒に歌っているような臨場感を味わうことができます。また、本人映像という言葉の枠組みの中には、アーティストの実写映像だけでなく、アニメ作品の主題歌などで使われるアニメ映像や、映画の主題歌で流れる映画の映像が含まれることもあります。これらも楽曲のオリジナルの世界観を楽しめるという点で、広義の本人映像として親しまれています。

「本人映像」と「本人歌唱」の違いとは

本人映像とよく似た言葉に「本人歌唱」がありますが、この二つには明確な違いがあります。本人映像はあくまで「背景の映像」が本人のものであることを指し、流れる音楽はカラオケ用の音源であることが一般的です。一方で本人歌唱とは、映像だけでなく「歌声」も本人のものがそのまま流れる機能を指します。通常のカラオケとは異なり、アーティスト本人の歌声と一緒に歌うことができるため、ガイドボーカルのように利用したり、歌わずに映像と音楽を鑑賞して楽しんだりすることが可能です。特にライブ映像と組み合わされた本人歌唱の楽曲では、会場の熱気や生歌の迫力をそのまま体験することができます。

本人映像が多い機種はどっち?DAMとJOYSOUNDを徹底比較

カラオケに行く際に、本人映像の多さを重視して機種を選びたいと考える方は多くいます。現在、主要なカラオケ機種にはDAMとJOYSOUNDの2種類がありますが、本人映像の収録数には明確な差があります。結論から言うと、本人映像の数が最も多いのはDAMシリーズです。ここではそれぞれの機種の特徴について詳しく解説していきます。

JOYSOUNDとDAM、本人映像が多いのはどっち?

本人映像の数を比較した場合、DAMに軍配が上がります。特にDAMの最新機種である「LIVE DAM Ai」シリーズは、業界で最も多い本人映像数を誇っています。J-POPの人気アーティストの公式映像やライブ映像が豊富に収録されているため、メジャーな楽曲を本人映像で歌いたい場合はDAMを選ぶのが確実です。一方でJOYSOUNDは、総楽曲数ではDAMを上回っており、全体的な映像コンテンツも充実していますが、アーティストの実写による本人映像の数に関してはDAMの方が優れています。

DAM(LIVE DAM Aiシリーズ)の本人映像の特徴

DAMシリーズ、特に「LIVE DAM Ai」の特徴は、圧倒的な映像数と音質の良さにあります。DAMはもともと音質や映像に定評があり、YAMAHA音源を使用していることから原曲に忠実な音源で歌うことができます。本人映像に関しては5,000曲以上が収録されており、J-POPや洋楽の公式ミュージックビデオだけでなく、演歌の映像も多いのが特徴で、幅広い世代が満足できるラインナップとなっています。また、DAMには「まま音」という機能があり、これは本人映像に加えてCDさながらの歌声もそのまま収録されているため、ライブ会場で生歌を聴いているようなリアリティのあるサウンドを楽しむことができます。

JOYSOUND(JOYSOUND X1シリーズ)の本人映像の特徴

JOYSOUNDは、本人映像の数ではDAMに劣るものの、特定のジャンルにおいて非常に強いこだわりを持っています。特にアニメソングやボーカロイド曲、インディーズ楽曲、東方系楽曲などの配信が充実しており、これらに合わせたアニメ映像などのコンテンツが豊富です。また、JOYSOUNDは遊び心のある機能が多く、スマートフォンを接続して好みの動画を流せる機能や、楽器を接続して演奏できる機能などがあります。本人映像だけでなく、ユーザーが参加して楽しめるエンターテインメント性を重視しているのがJOYSOUNDの特徴と言えます。

【結論】本人映像を重視するならこの機種がおすすめ

カラオケで「大好きなアーティストのMVを見ながら歌いたい」「ライブ映像で盛り上がりたい」というように、本人映像を最優先にするのであれば、DAMシリーズ、特に最新の「LIVE DAM Ai」が設置されている部屋を選ぶことを強くおすすめします。一方で、アニメ映像を重視する場合や、ボーカロイドなどの特定のジャンルを歌いたい場合は、JOYSOUNDの方が満足度が高い可能性があります。自分の歌いたいジャンルや目的に合わせて機種を使い分けることが、カラオケを最大限に楽しむコツです。

参考リンク:カラオケ館 公式リンク

好きな曲に本人映像がない!その理由と採用基準

「この本人映像は全てがあるわけではないですよね」と感じている通り、カラオケには本人映像がある曲とない曲が存在します。「どういう基準で本人映像があるのでしょうか」という疑問にお答えするために、その背景にある著作権やコスト、そして業界ならではの事情について解説します。

カラオケに本人映像がない・配信されない主な理由

本人映像が配信されない最大の理由は、著作権や著作隣接権といった権利の問題です。カラオケでアーティストのMVやPVを流すためには、その映像を管理しているレコード会社やアーティスト本人から許可を得る必要があります。また、映像を利用するためには高額な使用料が発生するため、カラオケメーカーにとって大きなコストとなります。そのため、メーカー側もすべての曲に映像をつけることは難しく、需要がある曲や特にプッシュしたい曲を優先して映像化するというビジネス判断が行われています。

本人映像になる曲の基準や決まりはあるの?

どの曲を本人映像にするかという明確な基準は公開されていませんが、基本的には「需要」と「コスト」のバランスで決定されます。昔のカラオケ機器は容量が小さく映像をたくさんは入れられませんでしたが、現在は技術的な問題は解決されつつあります。しかし、前述の通り権利使用料のコストがかかるため、人気がある曲や、メーカーとレコード会社の間で合意が取れた楽曲から順次配信されることになります。逆に言えば、どんなに良い曲であっても、権利関係の処理が難しい場合やコストが見合わない場合は、本人映像にならないことがあります。

ジャニーズ(現STARTO)など特定事務所の映像配信事情

特定の芸能事務所、特に旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)所属のアーティストに関しては、映像配信の状況がレコード会社によって大きく異なります。例えば、NEWSやKinKi Kidsのように本人映像が多数配信されているグループもあれば、SMAPや嵐のように国民的な人気を誇りながらも本人映像が見当たらないグループも存在しました。これは所属するレコード会社が関連会社であるかどうかが影響しており、関連会社の場合は映像配信に慎重な傾向があります。一方で、外部のレコード会社からCDを出しているグループは比較的本人映像が多いなど、事務所の方針だけでなくレコード会社の意向が強く反映されています。

カラオケで本人映像を楽しむための操作方法とリクエスト

実際にカラオケボックスに行った際、どのようにして本人映像を探し、再生すればよいのでしょうか。ここでは、デンモク(検索用リモコン)を使った具体的な操作方法や、見たい映像がない場合のリクエスト方法について解説します。

デンモクで本人映像・ライブ映像を探して入れるやり方

本人映像を歌いたい場合、デンモクの検索画面で曲名やアーティスト名を入力して楽曲を探します。検索結果の一覧が表示されたら、曲名の横にあるアイコンやマークに注目してください。多くの機種では「本人映像」や「PV」といった文字、あるいは特定のマークが表示されており、これがある楽曲を選ぶことで本人映像を流すことができます。また、曲名を選ぶ際に「本人映像」というバージョンの選択肢が出てくる場合もありますので、そちらをタップして予約完了です。

アーティストの声も入る「本人歌唱」機能のやり方

アーティストの歌声も一緒に流れる「本人歌唱」を楽しみたい場合は、選曲時に「LIVEカラオケ」や「本人歌唱」と記載されている楽曲を選びます。DAMシリーズの場合、LIVEカラオケの中に「本人歌唱」と「歌唱なし」を選択できるものがあります。デフォルトの設定では「歌唱なし」になっていることが多いですが、設定を変更するか、最初から「LIVEカラオケ(本人歌唱)」として登録されている曲を選ぶことで、歌声入りの映像を楽しむことができます。

推しの映像がない場合にメーカーへリクエストはできる?

もし歌いたい曲に本人映像がついていない場合、カラオケメーカーに対してリクエストを送ることが可能です。DAMやJOYSOUNDの公式サイトにはリクエストフォームなどが用意されており、ユーザーからの要望を受け付けています。ただし、リクエストを送ればすぐに映像が追加されるわけではありません。前述した権利やコストの問題があるためハードルは高いですが、多くのファンから熱い要望が集まれば、メーカーやレコード会社を動かすきっかけになる可能性はあります。

本人映像をさらに楽しむためのマナーとコツ

最後に、本人映像をより深く楽しむためのポイントや、知っておくべきルールについて紹介します。ルールを守りながら、映像や音響を工夫して、最高のカラオケ体験を作り上げましょう。

本人映像を見る・歌う時の暗黙のルールはある?

本人映像を楽しむ際の最も重要なルールは、著作権を守ることです。カラオケ店で流れる映像は、店舗内での利用に限って許諾されています。そのため、スマートフォンなどで画面を撮影し、その動画をYouTubeやSNSなどの動画共有サイトにアップロードすることは著作権法違反となり、刑事罰の対象になる可能性があります。個人的に楽しむ範囲を超えた利用は控えましょう。また、楽しみ方の面では、懐かしい映像を見て思い出話に花を咲かせたり、話題の新曲映像を見て共通の話題で盛り上がったりと、コミュニケーションのきっかけとして活用するのがおすすめです。

推し活におすすめ!本人映像をより楽しむための音響・照明設定

本人映像での推し活をさらに充実させるなら、機種ごとの機能を活用しましょう。DAMの「まま音」機能を使えば、ライブ会場さながらのリアルな音響で本人映像を楽しめます。また、JOYSOUNDにはスマートフォンを接続して、自分の持っている動画をカラオケの大画面で流せる機能もあります。部屋の照明を少し落としてライブ会場のような雰囲気を作ったり、これらの機能を駆使したりすることで、単に歌うだけでなく、映像と音に没入する特別な時間を過ごすことができます。

カラオケの本人映像とは何?についてのまとめ

●記事のまとめ
  • カラオケの本人映像はMVやライブ映像を背景に歌える機能だ。
  • MVは世界観を伝え、PVは宣伝を目的とする動画である。
  • 本人歌唱は映像だけでなく本人の歌声も流れる機能である。
  • 本人映像数が最も多く推し活におすすめなのはDAMである。
  • DAMは公式MVや演歌など幅広いジャンルの映像が豊富だ。
  • JOYSOUNDはアニメやボカロ映像の充実度が特徴だ。
  • 映像がない主な理由は著作権の許諾や高額なコストの問題だ。
  • 映像化は需要とコストのバランスなどの基準で決定される。
  • 予約時はデンモクの本人映像マークやアイコンで確認可能だ。
  • 画面を撮影してネットへ投稿する行為は著作権侵害である。
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